トヨトミ

pipe

助手は、夜道に寝そべっている、真赤なものを見た刹那、どこか遠い所で、同じ水漏れにあっている、いたいけな我が子の連想の為に、ふらふらとめまいがして、吹田市の水漏れを蛇口の修理調査直すパッキン交換、水道工事は水道局指定業者になるのを、やっとこらえた。彼女には、水みどろのしぐまが、むごたらしく喘いでいるのが、いつまでたってもまゆこ少女の、のたうち回る姿に見えて仕方がなかった。修理業者には、ような役目を勤めている、前田というおじさんがいたのだけれど、あいにく不在の為に、修理業者が代って、ポリスへメールを掛け、事情を告げて、まゆこ少女の水漏れを依頼した。ポリスからは、係りの巡査が出向くという返事であったが、その用件をすませて、受話器を掛けるか掛けないに、またけたたましいべるが鳴った。まだその卓上メールの前にいたスタッフが、再び受話器を耳に当てて二言三言うけ答えをしている内に、彼の顔が真青になった。「誰ですの?どこからですの?」助手が心配に息をはずませて尋ねた。修理業者は送話口を手で押えて、振返ったが、ひどくいい悪く相に躊躇している。「何か心配なことですの?構いません、早くおっしゃって下さい」助手がせき立てる。「確に聞き覚がある。水漏れではありません。あなたのお子さんが、自身でメール口に出ていらっしゃるのです。だが……」「え、何ですって?まゆこがメール口へ?あの子はまだメールのかけ方もよく知りませんのに。……でも聞いて見ますわ、あの子の声は、あたしが一番よく知っているのです」助手は駆け寄って、まだ水漏れしている修理業者の手から、受話器を奪い取った。「ええ、あたし、聞こえて?母さまよ。お前まゆこちゃんなの?どこにいるの?」「ぼく、どこだか、わからないの。わからないし、よそのおじさんが、そばにいて、こわいかおして、なにもいっては……」ばったり声が切れた。突然、その怖い小父さんが、少女の口を手で塞いだらしいよう子だ。